台風で飛行機が欠航に！？旅行から帰れなかったらどうなるの？

門脇：ソナミラ株式会社営業教育チーム所属　家族4人で石垣島へ旅行し台風で帰りの便が欠航になる経験を持つ

平山：ソナミラ株式会社営業戦略チーム所属　家族4人で石垣島へ旅行し台風で帰りの便が欠航になる経験を持つ

徳島：ソナミラ株式会社営業戦略チーム所属　同僚の門脇さんと平山さんが石垣島から帰れなくなったと聞き体験談を自ら聞いてみたいとインタビューアーを志願

台風で飛行機が欠航に！？

徳島：門脇さん、平山さんこんにちは。お二人とも長期休暇に家族で石垣島に行かれたと伺いました。
そして、台風で帰りの飛行機か欠航になって、お休みを延長されたとか・・・

門脇：はい、予定を合わせたわけではないんですけど、たまたま同じ時期に、たまたま同じホテルに宿泊していました（笑）

平山：ほんとにたまたま同じでしたよね（笑）
同じ時期に同じホテルに宿泊すると気づいた時は、本当にびっくりしました。

徳島：宿泊したホテルも同じだったなんて、それは驚きですね！
それでは、詳細を伺っていきたいと思います。

台風が来るって事前に知らなかった？

徳島：単刀直入に伺います。台風が来るって、天気予報とかで事前に分からなかったのでしょうか？

平山：台風が来ているのはニュースで知っていました。ただ、予報では沖縄本島に接近するとなっていたんです。
私たちが行く予定をしていたのは石垣島で、ぜひ地図を見ていただきたいと思うのですが、沖縄本島と石垣島は約400キロも離れてるんです。

徳島：400キロですか！？400キロというと、直線距離で東京から大阪ぐらいありますね！

平山：はい。東京に住んでいて、大阪に台風が来るってなっても、あまり影響ないなって思いますよね。
台風は沖縄本島に来るという予報だったので、石垣島は大丈夫だと思ったんです。

門脇：私も同じ感じです。台風が来ることは知っていたんですけど、石垣島へ来る確率は５％ぐらいと言われていたので大丈夫だと思いました。
さらに、飛行機は上空の高いところを飛ぶので、発着地の天候が大丈夫であれば飛ぶんです。

徳島：そうなんですか。当時、台風が来ているというニュースを目にしていたので、お二人とも石垣島に行ったと聞いて、ずいぶんチャレンジャーだなぁと思っていたのですが、ちゃんと調べられていたんですね。

台風で飛行機が欠航になるのはいつ分かった？

徳島：それで、結果として台風が石垣島に来てしまったわけですが、帰りの飛行機が飛ばないというのはいつ分かったんですか？

門脇：はい、台風は一度予想通り沖縄本島に行ったんです。それなのに、石垣島にUターンしてきたんです。とてもめずらしい台風だったみたいです。
そして、帰る予定の日の飛行機が飛ばないというのは、帰る日の2日前に判明しました。

平山：私は門脇さんよりも数日遅く石垣島に行ったんですけど、石垣島に到着してお昼を食べていたら、旅行会社から、予約していたオプショナルツアーが全部キャンセルになると連絡があって、そうすると帰りの飛行機も飛ばないのではないかと気づきました・・・

徳島：石垣島に着いてすぐに分かったんですね・・・

帰りの飛行機が飛ばないと分かってからの行動は？

徳島：帰る予定の日に帰れないと分かってから、どういう行動をとられたのかが気になるところです。それでは1つずつ伺います。

宿泊先は？

徳島：帰る予定の日に帰れないということは、宿泊先を探さないといけないですよね。それはどうされたんですか？

平山：今回の旅行は夏休みの旅行だったので、ちょっといいホテルに宿泊してたんです。帰りの飛行機がとれるまで、数日は延泊しなくてはいけないことが予想されたので、少し安めのビジネスホテルを探してそこを予約しました。

徳島：ビジネスホテルですか！？小さいお子さんを連れてビジネスホテルだと、結構大変だったんじゃないですか？

平山：そうなんです。宿泊したビジネスホテルは、トイレとお風呂が一緒になっているタイプの部屋で・・・お風呂が狭いので、子どもをお風呂に入れるのに苦労しましたし、せっかくお風呂に入った子どもがトイレを触らないように注意したり・・・大変な生活でした。

徳島：うちにも小さい子どもがいるので、その光景が目に浮かびます。門脇さんはどうでしたか？

門脇：私はそのまま最初のホテルに1泊だけ延泊しました。でも、その後も飛行機がとれなかったので、平山さんとは別のところですが、私もビジネスホテルを予約しました。結局全部で4泊、追加で宿泊しました。

食事は？

徳島：毎日の食事はどうされていたんですか？

平山：食事の確保は結構大変でした。石垣島は離島なので、台風が来ると品物が届かないんです。さらに、台風で多くの飲食店が閉店してしまい、食べに行くところもないんです。ホテルのバイキングも閉店していました。
ただホテルで、サンドイッチとポテトのセットを部屋にテイクアウトすることができて、それを3回ぐらい食べました。1人分で3,000円ぐらいしましたけど（笑）

門脇：そうなんですよね。レストランも、スーパーも、コンビニも閉まるんです。周りの人がそのことを事前に教えてくださったので、閉まる前にカップ麺とかを少し買い込んでおきました。
2回ほど、平山さん家族と一緒に焼肉を食べましたね（笑）

平山：はい、やっている焼肉屋さんを見つけたので、一緒に行きましたね（笑）おいしいと有名な焼肉屋さんで、事前には満席で予約が取れなかったんですけど、台風でみなさんキャンセルしたみたいで、たまたま食べることができました。

徳島：台風の中でも意外と楽しまれていたんですね。

帰りの飛行機はどうなった？

徳島：帰りの飛行機は結局いつとれたんですか？

門脇：帰りの飛行機が飛ばないことが分かってすぐに、3日後の飛行機を予約したのですが、それも飛ばなくて、結局4日後に帰りました。今回、ANAを予約していたので、飛行機の振替は無料で何度でもできました。ANAのツアーデスクへの電話もすぐにつながったので、その点で不便はなかったです。

平山：私も結果的に4日後の飛行機に振替ができたので、当初の予定の4日後に帰りました。でも、振替便を探すのが結構大変で、スマートフォンでずっと空席を探していました。
また、私はLCCを利用していたので、振替するのに手数料と、キャンセル料がかかりました。大手航空会社の飛行機より航空券代は安いのですが、こういう不測の事態が起こった際は、ちょっと注意が必要ということを学びました。

徳島：利用する航空会社によって、振替の扱いが異なるんですね。

追加でかかった費用は？

徳島：結局いくらぐらい追加でかかりましたか？

門脇：結局20万円ぐらい追加でかかりました・・・国内旅行ということで旅行保険には加入していなかったのですが、クレジットカードに飛行機の遅延補償が1万円ついていたので、それを受け取ることができました。

平山：私は10万円ぐらい追加でかかったでしょうか・・・飛行機の変更手数料に2万円強、ホテルの延泊費用に、飲食代に・・・

徳島：お二人とも、結構な金額が追加でかかったんですね。

最後にひとこと

徳島：それでは最後にひとことずつお願いします。

平山：今回の台風は、いったん通り過ぎてからUターンしてくるというめずらしい台風で、まさかこんなに台風の影響を受けるとは思いませんでした。そして、不測の事態というのは、こうやって起こるんだと実感しました。
国内旅行をする際は、あまり旅行保険を検討される方はいないかもしれません。旅行保険の中には、飛行機が欠航した際の宿泊費等が支払われるものもあるので、台風シーズンに旅行する際は、そういったものの活用も選択肢の1つにいれてもいいかもしれません。

徳島：旅行保険にもいろんな種類があるので、一度調べてみるといいということですね。
門脇さんはいかがですか？

門脇：まずは、台風の予報はあてにならないということを学びました。
そして、私も妻も、帰れなかったことで仕事を少し追加で休んでしまいましたし、子どもたちも入っていた予定をキャンセルしなくてはならず、いろいろな方にご迷惑をおかけしてしまいました。不測の事態のことを考えて、旅行の直後には大切な用事は入れておかないことをお勧めします。
また、旅行保険に入っていても、飛行機の欠航にかかる一連の費用全額は補償されません。台風シーズンに旅行する際は、かかる費用は少し多めに見積もっておいた方がいいかもしれませんね。

徳島：実際に経験されたお二人の言葉は、重みがありますね。
こういったこともリスクマネジメントの一環として考えてみてもいいかもしれません。
お二人とも、今回は体験談をお話いただき、ありがとうございました。

【編集後記】
徳島：今年の夏休みも、門脇さんは石垣島への旅行を検討しているようです。ただし、旅行保険の加入も一緒に検討しているとか・・・

※本記事に記載のホテルや航空券等の取扱いについては、実際の体験に基づいて記載をしており、プラン等によって手数料等の取扱いが異なることがあります。