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(中編)プロフリークライマー野口啓代さんがソナミラの保険相談を体験してみた!

目次

ボルダリングW杯年間総合優勝4回、東京2020オリンピック銅メダリストであり、現在はプロフリークライマーとして活躍する野口啓代(のぐちあきよ)さんのソナミラ保険相談体験シリーズ。全3回のうち、今回は中編をお送りいたします。

前編は、野口さんが現在加入している保険や保険に対するイメージについてお聞きしました。「保険はお守り」というたとえが、印象的でしたね。ソナミラコンシェルジュの髙橋さんは、「お客さまご自身に合った保険選び」をモットーに、まずはお客さまの状況を丁寧にヒアリングしてから保険を紹介していると話していました。

中編では、野口さんの選手時代の目標設定や計画を立てる力、結婚・出産を経て変わった夢の描き方をお聞きするとともに、現在の活動についても伺いました。アスリートから母へ、さらなる高みを目指す野口さんの姿をお伝えします。

(前編はこちら)

野口 啓代(のぐち あきよ) プロフリークライマー

小学5年生の時にグアムでクライミングに出会い、クライミングを初めてわずか1年で全日本ユースを制覇。数々の国内外の大会で結果を残し、2008年ボルダリング ワールドカップで日本人初の優勝。通算4度(2009年、2010年、2014年、2015年)の年間総合優勝という快挙を果たし、ワールドカップ優勝も通算21勝を数える。2019年世界選手権で2位。自身の集大成として臨んだ東京2020オリンピックでは銅メダルを獲得し、現役を引退。プロクライマーとなったのち、2022年に、自身の活動基盤となるAkiyo’s Companyを設立、クライミングの普及に尽力する。

髙橋(たかはし) コンシェルジュ

生命保険会社や保険代理店での勤務を経て、2023年1月よりソナミラに入社。お客さま1人ひとりのライフデザインに寄り添ったご提案を心掛けている。
【主な資格】一種外務員
【趣味】温泉旅行、ライブ鑑賞

「日の丸」が教えてくれた自主性の大切さ

髙橋:選手時代の印象的な出来事について教えてください。

野口:世界選手権に出場したときです。当時は、クライミングがオリンピック種目ではなかったので、シニアにとって一番大きな大会でした。世界選手権では国の団体であるJOCからお金を出してもらい、日本代表として出場することにとても責任を感じましたね。「日の丸を背負ってるんだから、もっと頑張らなきゃ」と思い、そこから自主的にトレーニングに励みました。

髙橋:野口さんにとって大きなターニングポイントだったのですね。具体的にはどのような取り組みをされていたのでしょうか?

野口:大会ごとの目標設定やトレーニングメニューなどを、自分で立てるようになりました。計画を立ててノルマをこなして、その結果を大会の成績で確認する。「間違っていなかった」「頑張ってよかった」と思うこともあれば、そうでないときもあります。自己責任で結果を受けとめ、何が間違っていたのか考えてトレーニングを改善していくことの繰り返しでしたね。それに、すごくハマってしまって(笑)。もっと頑張ったら世界一になれるかもしれないと思い、夢中でトレーニングをして多くの大会に出場しました。

――目標を決めて、計画を立てること。結果から学び、再び挑戦すること。それが楽しかったと語る野口さん。だからこそ、数々の大会で素晴らしい成績を残し、東京2020オリンピックでは銅メダルを獲得することができたんですね。次は、プロフリークライマーとして新たな挑戦を始める野口さんについて話を聞いていきます。

オリンピアンとして伝えたい、クライミングの魅力

髙橋:フリーになられてからの、活動について教えてください。

野口:クライミングの楽しさを伝えようと、普及活動に努めています。将来、オリンピックを目指す子がもっと増えるように頑張っていますね。

髙橋:クライミングの施設って、以前よりすごく増えましたよね!

野口:嬉しいことに、山手線の全ての駅にはクライミングジムがありますし、私がクライミングを始めた2000年に比べると、今では約5倍にまで施設が増えました。

髙橋:クライミングは東京2020オリンピックで初めて採用された種目ですし、オリンピック経験のあるプロの方はまだ少ないので、野口さんの存在は貴重ですね。

野口:世界的にも私のような存在は、まだ少ないかと思います。クライミングは、他の競技と違って、人を相手に競うスポーツではなく、壁という課題をクリアする競技です。大会ごとに違う課題が出てきて、自分の得意な課題だったり、苦手な課題だったり、それを何とか考えながらクリアしていきます。その魅力を多くの人へ伝えていきたいし、体験してもらいたいですね。

――新しい目標とともに、次のステージへ歩み出した野口さん。野口さんに憧れ、クライミングを始めた若い選手が活躍する日も、そう遠くはなさそうですね。プロのフリークライマーとして活動する野口さんは、2021年に結婚、2023年に出産を経験しています。次は、結婚・出産を経て気づいた人生の価値観について話していただきます。

家族の夢を叶えるために、今できること

髙橋:現在一児の母でもある野口さんですが、ご家族の夢や目標はありますか。

野口:主人はまだ現役の選手なので、ロスオリンピックを目標に毎日トレーニングに励んでいます。彼が現役の間は、できる限り支えて、オリンピック期間中もそばでサポートしたいと考えています。

髙橋:ロスオリンピック期間は、ご夫婦で一緒に活動されるということですね。

野口:ただ、子どもを連れていけないので、預け先について悩んでいます。また、今は保育園に預けていますが、その頃は幼稚園に通園しているかもしれないし、小学校受験を目指しているかもしれません。

髙橋:もし受験となると、塾や準備などもあって忙しい時期になりそうですね。

野口:そうなんです。子どもが生まれたことで、私たちだけでなく、子どもの将来も同時に考える必要が出てきました。だから、あらかじめ考えて事前に準備していないと焦ってしまいそうだなと思って。

髙橋:お子さんが小さいと、まだ決められないことも多いですよね。でも、4年後を見据えて、今から考えられているなんて素晴らしいですね!

――野口さんの現役時代で培った目標設定や計画力は、現在の生活でも発揮されているようです。それぞれの夢を叶えるためには、事前の準備や計画をより入念に立てる必要があるかもしれません。では、野口さんが考える子どもに与えたい備えについて、聞いていきましょう。

夫婦で考える、未来を見据えた新しい生活設計

髙橋:野口さんのご家庭は、大会などで世界と関わることが多いので、お子さまも海外に触れる機会がありそうですね。

野口:確かにそうかもしれません。英語を習得してもらいたいと思っているので、今はインターナショナルの保育園が気になっています。でも私立も魅力的ですね。

髙橋:野口さん自身は、どちらの方が良いとお考えですか?

野口:実を言うと、どちらも難しいなと思って。というのも、私立やインターナショナルだと、送迎に片道30分以上かかってしまうので、現実的には難しいと思っています。

髙橋:理想はあるけど現実問題、厳しいということですね。でも、小学校で私立やインターナショナルに通う選択肢もありますよ。

野口:そうですよね。ただ、どこの小学校に通わせるかも大事ですが、我が家の場合、子どもが小学生になったとき、今の生活を続けるべきかどうかを悩んでいます。というのも、休日は仕事やトレーニングで不在がちですし、平日も帰宅時間が遅い日もあるので。

髙橋:現在は、野口さんのご両親が子育てに協力されているんですね。そのようなご家庭は今増えていますよ。

野口:子どもにとってどんな家庭環境が良いのか、それも含めて自分の活動や夢を描く必要があると考えています。私だけでなく、夫婦で話し合って決めていきたいですね。

――お子さまの成長に伴い、家族のあり方や自身の働き方を変える可能性があるのは、どこのご家庭も似ているかもしれません。家族を守りながら、夢を叶える方法を模索する野口さんに共感される方も多いのではないでしょうか。では最後に、野口さんのこれからの夢について聞いていきましょう。

選手経験を活かした、クライミング界への恩返し

髙橋:野口さんの今後の夢について教えてください。

野口:まずはクライミングの普及活動を続けること。それに加え、クライミングの大会も主催していきたいと考えています。私の地元では「スポーツクライミングのまち龍ケ崎」と掲げ、クライミングの普及活動だけでなく、全国のユース大会の誘致も行っているのです。選手時代から、地元にはすごく応援していただいたので、恩返しのつもりで一緒に活動させていただき、ぜひ成功させたいと頑張っています。

髙橋:自分のためだけでなく、地元やクライミングのために活動されたいということでしょうか?

野口:そうですね。でもどちらかというと、私は自分のための方が頑張れるタイプなので(笑)。自分のやりたいことや楽しいことの延長上に、恩返しもできたらいいですね。

髙橋:野口さんは、大会に100戦以上出場されたそうですね。大会への思いも特別強いのではないでしょうか?

野口:選手や選手を目指す人にとって、大会は大事な成長の場だと思います。なので、今度は出場する側ではなく、主催する側になりたいです。世界大会やオリンピックの前段階である国内大会やユース大会を主催していきたいと考えています。

――今度は出場する側ではなく、主催する側として大会に関わり続けたいと語る野口さん。これまで以上にクライミングが盛り上がる大会になることは間違いなさそうですね。今回のインタビューでは、野口さんが語る夢や迷い、悩みに寄り添いながら傾聴する髙橋さんの姿も印象的でした。自分の夢を持つことや計画を立てることの大切さは、将来に備える力の先にあるものかもしれません。

(プロフリークライマー野口啓代さんがソナミラの保険相談を体験してみた!(後編)へ)

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