ネット保険のメリットとデメリット、そして安さの理由とは?
「ネット保険は安いって聞いたことがあるけど、なぜだろうか?」
「保険料が安いと怪しい…ネット保険は安心して契約できるのかな?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
近年は、安い保険料で契約できるネット保険が人気を集めています。ネット保険の保険料が安いのは、店舗のテナント料や人件費を削減して、コストカットを行っているからです。
保険料の安さがネット保険のメリットではありますが、自分で必要な保険を判断して様々な手続きをしなければならないなど、デメリットもあります。
万が一の為に加入する保険だからこそ、メリットだけでなくデメリットも認識しておきましょう。
こちらの記事では、ネット保険を活用するメリットやデメリット、注意すべき点について解説します。
この記事を読めば、ネット保険の上手な活用法がわかります。そして、ネットで自分に合っている保険を選ぶヒントになるでしょう。
ネットで加入できる保険とは
この記事では、募集人と会わずにお申込みから契約までWeb上で完結する加入方法をネット保険、同じ空間を共有して対面で会う、もしくはオンラインで募集人と対面して契約する加入方法を対面型保険と定義して解説していきます。
また、対面型保険のように店舗を構えておらず、保険募集人の数も少ないのが一般的です。この様に、運営コストを省いていることで、安い保険料を実現しているという強みがあります。
このような自宅にいながら手軽に加入できるメリットがある一方で、保険募集人とじっくり相談できないなど、デメリットがある点に留意する必要があります。
ネット保険のメリットとデメリット
以下に、ネット保険のメリットとデメリットを具体的に解説していきます。
ネット保険のメリット
ネット保険のメリットは、以下の3点です。
- 保険料が比較的安い
- 手軽に申し込める
- 保障内容がシンプルでわかりやすい
ネット保険は、保険料が割安である点がメリットです。保険料は家計にとってコストであるため、保険料が安ければ家計は助かるでしょう。
ネット保険が安い保険料を実現できている理由は、店舗のテナント料やスタッフの人件費をはじめとした運営費用を低く抑えられているからです。
「保険料が安い保険は、ちゃんと保障されるか不安」と感じる方もいるかもしれませんが、ネット保険も保障部分はしっかりしているので心配はいりません。
ネット保険は、インターネット上で申し込みが完結します。24時間申し込みが可能なので、都合が良いタイミングで手続きを進めることが可能です。
自分で備えるべきリスクを把握し、必要な保険を判断できる方であれば、都合が良い場所・時間に手続きを進められるネット保険は便利な存在でしょう。
保険募集人とアポイントを調整する必要も無いので、予定が立てやすいのもメリットです。
「保険募集人と話すのが面倒」「余計な保険商品を提案されそうで嫌」という方にとっても、自分ひとりで手続きを進められるネット保険はありがたい存在です。
ネット保険は商品によって差はあるものの、保障内容がシンプルでわかりやすい商品が多いです。なぜなら、申込者が自分の判断で手続きを進めるという前提があり、分かりやすい商品設計にしておいた方が、契約に結び付きやすいためです。
「保険はシンプルなものに加入したい」と考えている方にとっても、ネット保険は好相性である可能性が高いでしょう。
ネット保険のデメリット
ネット保険には、以下のようなデメリットがあります。
- 保険を自分で考える手間と時間が発生する
- 専門的なアドバイスを受けられない
- 申込みはすべて自己責任
- 商品や特約の種類が比較的少ない
- サポート体制が手薄なケースがある
ネット保険は、すべて自分の判断で契約手続きを進めなければなりません。自分で適切な保障を考え、最適な保険を探す手間と時間が発生する点はデメリットといえます。
対面型保険のように、保険の専門家から丁寧な説明やアドバイスが受けられない点も見落とせません。結果的に「保険のプロと相談したほうが早かった」というケースも考えられるでしょう。
対面型保険であれば、担当者から商品内容をかみ砕いて分かりやすく説明してもらえます。
しかし、ネット保険はすべて自己責任です。
契約後に「〇〇という状態に該当したら給付金が受け取れると思って契約をしたが、実際は給付金を受け取ることができなかった」という事態になりかねません。
さらに、ネット保険は商品や特約の種類が対面型保険よりも少ない傾向にあることから、必要なニーズをカバーできない可能性もあります。
保険の本質は万が一の事態に備えることですから、備えるべきリスクに対応できなければ意味がありません。
また、保険の見直しや、保険金請求のサポートなどを十分に受けられない可能性もあります。
随時自分で調べて手続きを行わなければならない為、保険に詳しくない方にとってはその点も懸念事項と言えるでしょう。
ネットで保険契約する際の注意点
しかし、ネット保険を契約する際には、自身の判断と責任において、自分に合った保険を探さなければなりません。
以下に、ネット保険を契約する際の注意点について解説します。
安さだけにとらわれない
ネット保険は保険料の安さが大きな魅力ですが、安さだけにとらわれるのは危険です。
「できるだけ保険料を抑えたい」という気持ちは理解できますが、保険の本質は「万が一の事態に備えること」です。
例えば、自分に万が一の事態が起こったとき、十分な保険金を家族に残せないと保険に加入する意味がありません。また、家族が保険金の請求をするときに、満足なサポートを受けられないと手続きが滞ってしまうリスクもあります。
保険料を安く抑えることにとらわれてしまい、必要な保障を得られないのは本末転倒です。
ネット保険を契約する際には、保険料だけに注目するのではなく、備えるべきリスクと必要な保障額について押さえることが重要と言えるでしょう。
相談のしやすさやアフターフォローの重要性も認識する
保険について詳しくない方の場合、相談のしやすさやアフターフォローの手厚さにも注目しましょう。
ネット保険でもコールセンターなどを設置していますが、対面型保険と比較するとサポートが薄い点は否めません。
多くの対面型保険では、担当者がついて必要に応じてきめ細かいサポートを行ってくれます。ライフステージの変化に伴う保険の見直しや新規加入など、いつでも気軽に相談できるメリットがあります。
ネット保険では相談とアフターフォローを一切受けられない訳ではありませんが、対面型保険ほどのサービスは受けられない点に留意しましょう。
「できれば、手厚いフォローを受けたい」「自分や家族にはアフターフォローが必要」と考えている方は、ネット保険には向かない可能性があります。
随時見直しを行う
保険は、一度加入したら終わりではありません。ライフステージの変化に応じて必要な保障は異なるため、随時見直しを行う意識を持つことが大切です。
例えば、子どもが誕生して扶養する家族が増えたら、必要な保障額は増えます。保険の見直しを行わずに状況を放置すると、万が一の事態が起きたときに、家族に十分な保険金を遺せない可能性があります。
ネット保険では、新規加入だけでなく見直しも自分の判断で行う必要があります。保険の見直しを随時行う意識を持ち、必要な保障額をシミュレーションする重要性も認識しておきましょう。
ネット保険が合っている人
- 自分で必要な保険を調べて判断できる
- 具体的な保険ニーズが決まっている
- シンプルな保険が良い
- できるだけ保険料を抑えたい
- 保険募集人と会う時間と手間が惜しい
ネット保険は自分で必要な保険を選ぶ必要があるため、保険に関する知識が十分にあり、必要な保険を自分で判断できる方には合っています。
また、具体的に必要な保障を把握できており、シンプルな保障で十分と考えている方も、ネット保険が向いているでしょう。
さらに、コストに関する意識が高く、できるだけ保険料を抑えたいと考えている方も、対面型保険よりもネット保険が合っている可能性が高いです。
同じ保障を得られるのであれば、保険料が安い保険に加入したほうが合理的ではあります。
保険募集人と会う時間と手間が惜しい方も、自分のペースで手続きを進められるネット保険が合っている可能性が高いでしょう。
わざわざ保険募集人と会わなくても、必要な保険が判断できる方は、実際に対面する必要性は薄いです。
まずは無料相談も活用してみよう
ネット保険と対面型保険には、それぞれメリットとデメリットがある点を認識したうえで、自分に合っている保険を選択することが大切です。
対面相談しつつ、複数の保険商品を比較検討したいと考えている方は、無料で相談できる保険相談窓口の活用も検討してみてください。
保険のプロと対面相談することで、本当に必要なニーズを把握し、契約後のミスマッチを防げるでしょう。
ソナミラでは保険のプロであるコンシェルジュが、無料で相談を承っています。どんな保険が自分に合っているか悩む場合は、ソナミラのコンシェルジュに相談してみてはいかがでしょうか。
後悔しない保険契約をしたいと考えている方は、ぜひソナミラコンシェルジュを有効活用してみてください。
ソナミラ株式会社 金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第 1010号