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子どもの習い事はどうやって選ぶ?おすすめの習い事10選と費用を解説

目次

近年、子どもの習い事は多種多様です。定番の習字やソロバン、水泳などのほか、プログラミング、英会話、速読教室など、選択肢が多すぎて困ってしまうという方も多いのではないでしょうか。この記事では、子どもの習い事の選び方のポイントをご紹介します。また、学研教育総合研究所の小学生白書Web版(2022年9月調査)で人気上位の習い事の中から、おすすめの習い事10選と月謝などの費用もお伝えします。

子どもの習い事はどうやって選べばいい?

子どもの習い事はどうやって選べばいい?


「長く続けられそうな習い事」「人気がある習い事」と、選ぶ基準もいろいろあります。何を基準にしてよいかわからない方もいらっしゃることでしょう。まずは、子どもの習い事をどうやって選んだらよいか、注意したいポイントをお伝えします。

子どもが興味を持ったことから始めてみる

子どもの習い事を選ぶ際に重要なのは、自ら興味を持って熱中できる習い事を選ぶことです。夢中になって物事に取り組むことで集中力が身につき、培った集中力は成長してからも役立ちます。

よくあるのが、親自身が子どもの頃に習っていたことをやらせるケースです。しかし、子どもが興味を持てなければ、この方法はうまくいかないでしょう。

大切なことは、子どもの様子をよく観察し、「それが好きなの?」「じゃあやってみる?」とすすめる姿勢で、習い事を始めるきっかけを作ってあげることがポイントです。

親の負担が大きい習い事は避ける

最近は親の負担が少ない習い事がふえてきましたが、個々に衣装を作る必要があるダンス教室や、試合会場まで送迎が必要な野球教室など、親の負担が大きい習い事もあります。

親が仕事や家事の時間を削る必要があるなど、負担が大きい習い事の場合、親のほうが挫折してしまうことになりかねません。また、習い事によっては親の参加が必要になることもあります。

子どもが「楽しい」と思っている習い事でも、親の負担が大きいと長続きしないことがあるので注意が必要です。

子どもの意思を尊重する

子どもの習い事を決めるとき、最終的には子ども自身の意思で決めるのが一番です。自分の意思で物事を決めることは、自主性を育てるうえでも重要です。親はあくまでもサポート役に徹し、無理のない範囲で子どものチャレンジを見守りましょう。

子どもが自分で選んだ習い事を心から楽しめたらいいですね。

子どもにおすすめの習い事10選

子どもにおすすめの習い事10選


ここからは、子どもにおすすめの習い事10選を紹介します。習い事選びの参考にしてみてください。

1. 水泳

月謝

目安

4,000~10,000円 

その他

費用

スクール指定の水着・帽子の購入費用など

学研教育総合研究所の小学生白書によると、水泳は小学生に一番人気がある習い事で、とくに小学校低学年から中学年で通っている子どもが多いことが特徴です。小学生白書の調査では、小学2、3年生の3人に1人が水泳を習っています。

水泳が人気を集めている理由のひとつに、体力作りがあげられます。水泳は全身運動なので、子どもに体力をつけてほしいという方にも向いているでしょう。

また、多くの小中学校で水泳の授業があることから、水泳の授業で恥ずかしい思いをしないようにという理由で子どもを通わせる親も多いようです。

2. 音楽教室

月謝

目安

6,000~8,000円

その他

費用

楽器購入費用、テキスト代、発表会費用など

小さいうちから音楽教室に通うと、音楽に親しみを覚え、楽しいと思えるようになるでしょう。大人になっても続けられるので、子どもがこれからもずっと楽しめる習い事としてもおすすめです。

楽器を購入する費用やテキスト代、発表会の衣装など、教室によっては月謝以外の出費がかさむ可能性があるので、体験レッスンのタイミングで確認しておきましょう。

3. 学習塾

月謝

目安

7,000~23,000円

その他

費用

教材費、施設管理費など

学習塾は、小学生のうちから通わせるべきかどうか悩む親も多いようです。

小学生が通う学習塾と言うと、中学受験のための「進学塾」のイメージが強いですが、学校の授業のフォローアップを目的とした「補習塾」もあります。補習塾の目的の一つは、低学年のうちに学習の基礎や習慣を身につけ、学年が上がってからのつまずきを防ぐことです。

進学塾も補習塾も、月謝は塾によってまちまちです。目的と予算にあった塾をじっくり選ぶことをおすすめします。

文部科学省が公表した「令和3年度子供の学習費調査」によると、私立小学校に通う子どもの学習塾の費用は、公立小学校の3倍以上になっています。

4. 英語・英会話

月謝

目安

1,000~25,000円

その他

費用

教材費、施設管理費など

英語が小学生の必修科目になったことで、英語や英会話の習い事も人気です。

子ども向け英会話教室の月謝は、指導形態によって大きく変わります。一般的に少人数指導やマンツーマン形式のほうがグループレッスンよりも月謝が高いため、まずはグループレッスンから始めて様子を見るという選択肢もあります。

グループレッスンとマンツーマンのどちらが子どもに向いているかを判断するために、まずは無料体験に参加してみるのもよいでしょう。講師と一対一のやり取りに緊張してしまう子どもの場合は、グループレッスンがおすすめです。

5. ダンス

月謝

目安

5,000~10,000円

その他

費用

発表会費用、衣装代など

ダンスは、表現力と体力を同時につけることができます。

学校の授業や習い事のダンスレッスンの場合、集団で一つの作品を作ることがあり、発表会に向けて仲間と一つの作品を作り上げることで、チームワークや協調性も身につくでしょう。

発表会の前には、衣装の準備やリハーサルなど、親の参加が必要になることがあります。ほかの親と協力しながら進めましょう。

6. プログラミング

月謝

目安

6,000~18,000円

その他

費用

教材費、施設管理費、パソコン使用料など

プログラミングは、論理的思考力、創造性、問題解決能力など、プログラミング以外にも応用できる資質や能力を育むことができるのが大きなメリットです。

ロボットなどを制作するプログラミング教室の場合、教材として数万円のプログラミングロボットを買うケースがあり、注意が必要です。教室によっては低価格でレンタルしてくれるところもあるので、事前に確認してみてください。

7. 武道・格闘技

月謝

目安

3,000~10,000円

その他

費用

練習着、グローブなど

空手や柔道、剣道などの武道と、レスリングやボクシングなどの格闘技は、体を鍛えられるのはもちろんですが、苦しさを乗り越えて技術を磨き鍛錬することで、精神的な強さや忍耐力が身につきます。

また武道は、「礼に始まり礼に終わる」という言葉があるように、礼儀・礼節を大切にしています。しっかり挨拶ができる人になることは、将来の社会人生活においても大切です。

武道・格闘技ともに、個人で使う練習着やグローブの購入が必要となるケースが多いですが、入会特典として無料でもらえたり、レンタルできたりするところもあります。月謝を抑えたい場合、地域によっては、空手や柔道のスポーツ少年団があります。民間の町道場などと比べると月謝が安いところもあり、続けやすいでしょう。

8. ソロバン

月謝

目安

4,000~12,000円

その他

費用

教材費、ソロバン購入費、施設管理費など

「読み・書き・ソロバン」と昔から言われているように、ソロバンは小さい子どもが算数の基礎を身につける方法としておすすめです。数字に慣れ親しむことで、算数に対する苦手意識がなくなることが期待できます。また、ソロバンをやっていると、計算や暗算が早くなります。

ソロバン教室は、大手企業が運営するフランチャイズ教室や個人経営の教室のほか、地域の有志が公民館の会議室などで開催していることもあります。興味のある方は、まずご自宅近くのソロバン教室の情報を集めてみましょう。

9. サッカー

月謝

目安

2,000~10,000円

その他

費用

ユニフォーム・ボール・シューズの購入費用など

サッカーは男女問わず人気の習い事です。チームスポーツなので、協調性やチームワークが身につきます。月謝の金額は、地域のスポーツ少年団、民間のサッカーチーム、企業などが運営するサッカースクールのどれに入るかで異なるので、確認してみましょう。

また、サッカーは、ボールやシューズ、ユニフォームなど、購入するものがたくさんあります。そのほか合宿費用や遠征時の交通費なども必要になります。

10. 体操

月謝

目安

4,000~8,000円

その他

費用

ユニフォーム・シューズなどの購入費用

体操教室では、バランス感覚や柔軟性を育むトレーニングをしています。また、体幹を使うので、姿勢も良くなるようです。なお、体操教室の多くがグループレッスンです。

月謝は4,000~8,000円程度が相場で、万が一のケガに備えて保険への加入が必要になる場合もあります。

子どもが心から楽しめる習い事を選ぼう

子どもが心から楽しめる習い事を選ぼう


子どもの習い事選びで大切なことは、子ども自身が楽しめるかどうかです。習い事における親の役割は、子どもをサポートすることです。できるようになったことを褒めてあげたり、苦しいときに乗り越えたりできるよう、子どもをサポートしてあげましょう。

親は習わせたいけれど、子どもが興味を持てない場合は強要せず、少し大きくなってから検討してみましょう。成長すれば興味を持つかもしれません。

本記事を参考に、ぜひお子さんにピッタリの習い事を見つけてみてください。

  • 監修者
    井戸 美枝さん

    講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。国民年金基金連合会理事。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞に連載を持つ。近著に『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!増補改訂版』(日経BP社)『お金がなくてもFI R Eできる』(日経プレミアシリーズ)『親の終活、夫婦の老活』(朝日新書)などがある。

  • ソナミラ編集部さん

    「健康で豊かなミライにソナえる」をコンセプトに、マネー・ライフデザインをテーマとしたコンテンツを発信しています。 あなたの可能性を広げるため、読んでためになったと思える記事の制作を心掛けています。

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ソナミラ株式会社 金融商品仲介業者  関東財務局長(金仲)第 1010号