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「給料」と「やりがい」どちらが大事?今の仕事にやりがいを感じるためには

目次

仕事でよくある悩みに「今の仕事は好きだけど給料面に不満がある」「給料は良いけどモチベーションが低い」など、給料とやりがいのアンバランスがあげられるのではないでしょうか。就職・転職の際にも、この2つのバランスは重要なポイントになります。そこで今回は、社会人が「給料」と「やりがい」のどちらをより重要視しているのか、アンケート結果をもとに解説します。

過半数の人が「給料」より「やりがい」を重視

過半数の人が「給料」より「やりがい」を重視


2023年4月、ユニークキャリア株式会社は、現在仕事にやりがいを感じている男女500人を対象にアンケートを実施しました。

「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」の仕事と「給料は1,000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」仕事のどちらを選ぶか、という質問では、54.4%の人が「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」の仕事を選ぶと答えました。

一方、「給料は1,000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」仕事を選ぶと答えた人も45.6%と多くいました。給料を重視する人も同等の割合でいるようです。

仕事にやりがいを感じるためには

仕事にやりがいを感じるためには


では、仕事にやりがいを感じるためにはどうすればよいでしょうか。次で見ていきましょう。

やりがいを感じられなくなるのはいつ?

同アンケートでは、「仕事にやりがいを感じられなくなる時」についても調査。以下のような結果になりました。

順位

回答

人数

1

仕事が楽しくないと感じたとき

269人

2

自分の仕事量に見合った給料をもらえなかったとき

183人

3

自分のやりたいことが全くできないと感じたとき

139人

4

単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じたとき

130人

5

クライアント(お客様)や上司などからひどい罵声を浴びせられたとき

114人

仕事の楽しさや裁量があると感じられること、金銭的に十分な評価を得られていることが、仕事のやりがいにつながっているようです。

やりがいを感じるためにすべきことは?

やりがいを求めて転職をする方もいる一方、仕事を続けたまま今の仕事にやりがいを感じる努力をしている方も多くいます。実際に工夫していることとして、以下のような回答が得られました。

順位

回答

人数

1

今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている

311人

2

自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する

73人

3

クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす

59人

4

同期よりも高い成績を出す

47人

まずは自分の考え方や取り組み方を変えることが手軽な解決方法です。加えて、ほかの人に相談してみると新たな知見が得られることも。社内外に限らず、コミュニケーションが解決の糸口になることもあるようです。

やりがい搾取に注意

やりがい搾取に注意


やりがいのある仕事に取り組めている場合、不当な長時間労働や低賃金労働を強いる「やりがい搾取」に注意が必要です。前述の同調査でやりがい搾取を受けた経験の有無についてのアンケートでは、29.8%の人が「ある」と答えました。

やりがい搾取はサービス業や若手が多く集まる職場で起こりやすい傾向にあります。低賃金での取り組みを強制されたり、不当に解雇されたりといった、利益を会社側が一方的に得ているような環境には注意が必要です。

やりがい搾取を受けないためには、楽しく働きがいのある職場・仕事内容であっても、自分の労働条件に関心をもつべきです。労働時間は適正か、割増賃金はきちんと払われているかなど、双方に利益が生じていることを確認しましょう。

自身が仕事に求めるポイントの優先順位を定めて

自身が仕事に求めるポイントの優先順位を定めて


仕事選びにおいてやりがいを重視する人や、自分でやりがいを見出せるよう努力している人は多くいます。職場の人間関係や仕事内容が自分にあっているかなど、やりがいを見出せる環境は人それぞれです。また、好きな仕事でも給料が低すぎると次第にやりがいを感じられなくなってしまうこともあります。まずは今自分がいる環境が快適なものかどうかを考えてみることで、自分が優先したいことが見えてくるのではないでしょうか。

▼参考資料

  • 仕事にやりがいは必要?やりがいを感じている500人の調査結果から全て解説(ユニークキャリア株式会社)
  • しっかりマスター 労働基準法(厚生労働省)
  • ソナミラ編集部さん

    「健康で豊かなミライにソナえる」をコンセプトに、マネー・ライフデザインをテーマとしたコンテンツを発信しています。 あなたの可能性を広げるため、読んでためになったと思える記事の制作を心掛けています。

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