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【ソナミラ社員座談会】NISAでの運用ってぶっちゃけどうなの?(前編)

目次

NISAが新しくなってから1年が経過しました。

もうすでにNISA制度を活用しているという方も多いのではないでしょうか。一方で、活用してみたいと思いつつも、まだ一歩踏み出せていない方もいらっしゃるようです。

そこで今回は、ソナミラ社員によるNISA活用についての座談会の様子をご紹介します。

これからNISAを活用したいと思っている方はもちろん、既に資産運用を始めている方も必見です!

※座談会で話している内容は、あくまでも個人の見解になります。資産運用における結果は自己責任となりますので、ご留意ください。


【自己紹介】

小笠原:ソナミラ営業戦略チーム

元々はソナミラのグループ会社にて保険の営業を行っていたことから、生命保険には多く加入しているが、まだNISA制度は活用していない。今年こそは少し資産運用をしてみたいと思っている。

長司:ソナミラ自由が丘店コンシェルジュ

元々は日系の生命保険会社やITベンチャー企業にて営業職に従事していた。

両親が証券会社出身で、株式の運用をバリバリするような家庭で育ったので、攻めの運用をしがち。独身で実家暮らしなので、リスクをあまりいとわない運用をしていて、リスク許容度が高め。面白ければよく、他の人と同じことをしたくない性格。

渡部:ソナミラ自由が丘コンシェルジュ

元々は証券会社や、銀行において、個人のお客さま向けに資産運用提案を行っていた。

長きにわたって資産運用提案を行っていたので、資産運用のご提案を得意としている。証券会社に入社してすぐリーマンショックが起こり、投資信託をご購入いただいたお客さまの資産が軒並み半分になった。その結果、お客さまに怒られ続けるという経験をしたことがある。

飯沼:ソナミラ自由が丘コンシェルジュ

元々は外資系の銀行等において、資産運用や保険のコンサルティング営業、法人の融資業務等を行っていた。

新卒の時に変額保険を多く販売していたが、その後価額が半分ぐらいになりとても怒られた経験がある。その際に、どれだけ怒られても、下がったところで売るのではなく新たに買ってくださいと言い続け、結果として購入してくださったお客さまとは、今でも長いお付き合いができている。

趣味は舞台俳優。

※各所属等は座談会実施時のもので、現在とは異なることがあります。

【今どんな資産を保有している?】

小笠原:それではさっそく座談会を始めていきます。本日司会を務めます小笠原です。よろしくお願いいたします。

まずは、皆さんが今どんな資産を保有しているのかお聞きしたいと思います。長司さん、いかがですか?

長司:私は今27歳です。27歳の女性って、投資信託を保有している比率が高いんじゃないかと勝手に思ってるんですけど、私は株式9、投資信託1の割合で持っています。

飯沼:上場株式を個別で持ってるってことですか?

長司:はい、そうです。ちょっと攻めたポートフォリオ*1になっているかもしれません。

投資信託は最近、米国株式に投資するものを購入しました。とりあえずアメリカに投資しておけばいいかなと思って。投資信託には、インデックスファンド*2とアクティブファンド*3があるんですけど、あえてアクティブファンドを選びました。

*1ポートフォリオ:金融商品の組み合わせのこと
*2インデックスファンド:市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託のこと
*3アクティブファンド:指数を上回る、または指数に捉われずにリターンの獲得を目指す投資信託のこと

小笠原:全資産の中のリスク性資産の割合は、どれぐらいになってますか?

長司:実は9割ぐらい運用してしまっていて・・・もし何かあっても親がいるので・・・

渡部:ちなみに、購入された投資信託の情報はどこから仕入れたんですか?

長司:ソナミラにいらっしゃる証券担当の方から、これいいですよっていわれたので。

渡部:保有されている株式の銘柄はどんな構成ですか?

長司:日本株と外国株を半分ずつぐらい持っています。

小笠原:株式の銘柄はどうやって選んでるんですか?

長司:配当が多いものとか、株主優待に惹かれて選ぶこともあります。

2025年からは割安だと言われているものを購入したいと思ってるんですけど、割安な銘柄って見つけるのが難しいんですよね。

渡部:株主優待を目的にというと、株主優待が毎月届くように決算の時期をずらした銘柄を複数保有して楽しんでいる方もいらっしゃいますよね。

株主優待を目的に株式を保有する方って、頻繁に売却しないので、保有している間に株価も上がっていってすごい含み益が出てるとかありますし。

飯沼:私はこれまでの経歴上、個別株の売買には制限がかかっていたので、個別株って買ったことがないんです。

なのでずっと投資信託で資産運用をしていて、ポイントとしてはインデックスファンドしか持っていないです。さらには、S&P500指数に連動しているもののみ保有しています。

S&P500って結構有名だと思うんですけど、銘柄が定期的に入れ替えられるので、保有しているだけで勝手に時流に沿った銘柄に分散できて、かつコストも安いんです。

これまでの値動きを見てみても、短期的には上がったり下がったりしているものの、長期的にみたら右肩上がりになっていますし。

小笠原:S&P500ってよく聞くんですけど、実際どうなのか気になっていました。今の飯沼さんのお話を聞く限り、やはり魅力的に感じますね。

飯沼:私は老後資金の為に資産運用を行っているんですけど、今40歳なので60歳まで20年あります。NISAの非課税保有限度額(総枠)が1,800万円となっているので、20年後までにそれを2倍の3,600万円にできたらいいなぁと思っています。

そこから逆算すると、アクティブ型の投資信託と比べて比較的安定してふやしていける、S&P500を活用した投資信託がいいのではないかと思って、今の投資信託を保有しています。

小笠原:老後の設計をしっかりされて購入されているんですね。

飯沼:ただし、今考えてる金額は最低限の生活ができる金額なので、ゆとりある生活の分はiDeCoでの運用を考えています。もしiDeCoであまりふやせなかったら、遊びの比率を下げるしかないですね(笑)

渡部:iDeCoでの運用の中身はどうしてるんですか?

飯沼:iDeCoもS&P500で運用しています。

ただし、iDeCoで運用している資産の半分はS&P500で運用してるんですけど、残りは何かあった時にすぐに投資信託を購入できるように預金にしています。

小笠原:何かあった時とは?

飯沼:リーマンショックの時のように、急激に株価等が下がった時のことですね。

私は、20%下がったらこれだけ投資して、40%下がったらこれだけ投資して、というのを事前に決めています。人って、株価が下がったら買おうと思っていても、いざ下がると、もっと下がるかもしれないと思ってなかなか買えないんですよね。そこで、株価が1万円から5,000円になったら、これだけ投資すると決めて機械的にやると、メンタルブロックがなくなるんです。

渡部:それ大事ですよね。この金額になったら買う、売る、というのは必ず決めておいた方がいいと思います。

飯沼:事前に決めておけば、下がる場合は最大の損失が事前に分かるし、上がる時はいくら利益が入ってくるかが分かるので、この金額が入ってきたらこれをやろうとかが計画できるんです。

これをやれる精神を持てるかどうかが、資産運用には大事だと思います。

渡部:この金額まで下がったら売ろうって決めておいても、1人だと迷いが生じて難しいこともありますよね。なので、第三者の声が必要だっていうのは、私も証券会社にいて思いました。

飯沼:そんな渡部さんは何を保有しているんですか?

渡部:S&P500に連動する投資信託をメインで持っています。

子どもが2人いるんですけど、運用している資金は教育費にと思ってるので、大きく損はできません。

貯蓄は多少してはいるんですけど、それだけでは足りないので、ふやさないといけないんです。そこで、成長のど真ん中をいくアメリカだったら、一旦下がってもいつかは上がってくるだろう、という目論見のもと、S&P500に全力で投資してます。

小笠原:渡部さんもS&P500を活用して運用されているんですね。ますますS&P500が魅力あるものに見えてきました。

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【資産運用の割合は?】

小笠原:ここまで皆さんが何で資産運用をされているのかをお聞きしましたが、資産の配分はどうなっていますか?


長司:私は資産運用に回しているのが9割です。

渡部:私は預金2割、運用8割といったところです。

飯沼:私は預金1割、リスクが高くないもの2.5割、投資信託6.5割といった感じになっています。

小笠原:日本人は預金の比率が高い方が多いというデータがありますが、皆さん金融のプロなので、ポートフォリオがアメリカ的な感じになっていますね。

また、家族構成によっても全然違うと思うんですけど、お子さんがいらっしゃる渡部さんは大損できないとのことである程度リスクが低いもの、独身の長司さんはリスクをある程度とられているということですね。

長司:結婚してもこのままかもしれませんけど、この先子どもが産まれたら、このままっていうわけにはいかないと思います。

小笠原:そうすると家族構成とか背景によって、投資する割合、ポートフォリオが変わってくるっていうことですね。

飯沼:それでいうと、割合ではあまり考えない方がいいなと思っていて、どちらかというと金額で考えた方がいいと個人的には思っています。

例えば、もし会社を辞めないといけなくなって、定期的なお給料が入ってこなくなったとすると、失業保険もすぐには給付が受けられないので、3か月間ぐらい収入が無くなっちゃうんですよね。

たとえば月に25万円必要だとすると、3か月で75万円必要になります。不測の事態が起こったら、手元に75万円必要なわけです。

この75万円というのは、総資産が3,000万円の人にとっては2.5%ですけど、総資産が500万円の人にとっては15%になります。

なので、ポートフォリオは割合で決めるのではなく、金額で決めた方がいいと私は思っています。

小笠原:その方の総資産によって、投資金額を考えた方がいいということですね。

飯沼:はい、あとは家族構成とかになるんですけど、教育費も私立と公立で大きく違いますし、その為の資金は安全資産で運用していく必要があると思います。

渡部:必要な金額はある程度読めますからね。それが確保できれば、資産運用する必要はないってことかもしれないですね。

飯沼:そうです。確実に必要な金額は、ハイリスクなもので運用しないで、確実性が高いもの、定期預金でもいいですし、生命保険を活用して確実にこの金額になるっていう円建のもので運用するといいと思います。


後編に続く・・・

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